【Scrapbook in Hawaii】
人生の岐路を迎える50代のためのテレビのドラマ「黄昏流星群」が始まりました。50代を黄昏世代と呼ぶようです。黄昏どき、夕焼け空を見つめるように、「50歳からの生き方」を見つめなおす。そしてちょっぴりセンチになってしまう時間なのかもしれません。そもそも人生は「砂時計をひっくり返す」ように、そんなに簡単に折り返すことなんてできません。
50年もの長い歳月を、急ぎ足で通り過ぎてしまった人生、
これからの人生は自分のペースで、充実した時間を過ごしてゆきたいものです。
『50歳、人生を振り返る』ことは、誰にもとても必要なことです。今まで50年、歩いてきた人生を「しっかりと見つめなおす」。そうしてこれから歩みだす「新しい行き先」を決めることができるから。
そう考えているあなたに、ぜひお勧めしたい「習慣」があります。
50歳からの新しい人生を歩き始める前に、【今、自分が作ってきた人生】を整理する。これは誰の人生にも「とても必要な儀式」で、また50歳、「抜群のタイミング」でもあります。
まるで、カセットテープを巻き戻すように、「ピュルピュル、ピュルピュル…」。と、50年という、長い意外と人生を少し巻き戻して、過去の自分に会いに行きましょう。
子育てをしていると、いつか訪れる子供たちの「巣立ち」。母親にとって、これほど複雑な気持ちを味わうことはないですね。もちろん『うれしいこと』には変わりありません。でも体の一部がもぎ取られるほどの喪失感、やっぱり「寂しい」、誰よりも、何よりも、最優先で「大切に思って」、「一番に考えて」きたんですもの。
「守るべき愛情」から「送り出す愛情」への戦いです。
ずっと今まで一緒に暮らしてきた「普通の毎日」。一度家を離れたら、二度と戻ることはない。それなりので気持ちで、愛するわが子を送り出す覚悟。母親はやっぱり「強い」。涙の粒は一生懸命に子育てをした「愛情」の数。
あの頃はもう戻ってはこないけれど、「あの頃の笑顔」に会いに行くことはできるんですよ!
だからこそ思うんです。子育てができる間は、一生懸命に愛情を注ぎ、子供と一緒にいられる時間を精いっぱい楽しまないといけないんです。専業主婦の特権は子供と一緒にいる時間を十分に楽しめること。女性として、母親として、こんなに素晴らしい人生はないですよ。私は「思い出アルバム」作りを通して、いつもそのことに気が付かされます。
子供は1か月、半年、1年前、ものすごいスピードで成長していきます。1年前の写真の、半年前の写真の、「あの姿」は実は、二度と見ることはできないんです!「巣立った子供」が帰ってきて、以前と全く同じように暮らすことはできないように。人生は後戻りはできません。
そう考えると、家族で過ごせる時間は、1日でも、1時間でもかけがえのない時間。親としては、せっかく子供が授かり、育てることができる。そのことに感謝して、そしてその素晴らしい「家族」に「ありがとう」の気持ちを込めて、もう一度「家族」が一緒に歩いてきた道のりを振り返りましょう。
あなたには、「あなたの家族の物語」があります。これは人には託せない「あなたの家族の物語」。自分の手で「思い出のアルバム」を作ってください。
大人が作る。今の私が作る「家族の物語」です。
「家族の物語」は一人で楽しむものではありません。夫婦で、また子供たちと思い出を語り合って楽しむものなんです。もちろん、「モノ作り」は作っている間もとびきり楽しいもの!
楽しみはもう一つ、ワインやハムのように、長い間、しっかりと熟成された自家製の「思い出のアルバム」には、見返すことにも無限の楽しみがあります。アルバムの一ページ、一ページ思い出をめくるたびに、あの時の「笑い声」「音」「匂い」までよみがえってくる。五感にあふれだす思い出が「あの頃」の自分に引き戻してくれます。いつでも「時間旅行」の旅に出かけることができる。
「思い出のアルバム」の1ページ、1ページには「家族の物語」がぎっしり詰まっています。
丹念に作られる、自家製の「家族の物語」だからこそ、意味があるのです。
そんな素敵が「思い出」があるから、50歳からの「新しい自分」の道を歩き始めることができる。そう思いませんか?子供を育て切った。家族を作った。そんな自信が次へとつながるステップになります。カタチにしないと「分からないもの」「伝わらないもの」がある。だから、あなたの手で、「家族の物語」を作ってほしいのです。
「パパ」「ママ」から、名前に戻る。夫婦、二人に戻る。
かぞくの新しいカタチ「ふたり家族」の始まり。それは「ふたり」きり、ではなく子供たちに未来へはばたく「つばさ」を与えた「ふたり」。これからどんな新しい物語が追加されるか、楽しみに。そして、「ふたり」がどんな新しいことに挑戦するのか、それも楽しみに。
そんな「私たち」親の姿を見て、子供たちは新しい、素敵な「自分たちの家族」を作ってくれるよう、バトンを手渡すのです。
アルバムを開くと、いつも「微笑むお母さん」に会える。
アルバムを開くと、いつも「家族を守るお父さん」に会える。
アルバムを開くと、いつも「甘えん坊のあなた」に会える。
そんな、涙が出るような素敵な1ページを、ぜひ作ってもらいたい。
[Life is…] アメリカン・ペーパークラフトは、こうした熱い思いから誕生しました。
アメリカ生活から学んだ「愛」をお届けします。
「クラフト魔女」