アメリカの友達

やっぱり、「アメリカ人は考え方が違うなぁ~」と、改めて感じました。

先日、アメリカ人の友達と前々から約束していたランチを食べに行きました。毎週クラスで会うのに、「今回はやけに誘ってくるなぁ、何かあったのかな?」とは思っていたのですが。

夏休みにもなると、どこのレストランもいっぱいで、行きつけのトンカツ屋さんもやはり並んでいました。ようやく席に着いて、少し落ち着くと、彼女が「新しい仕事が見つかったので、9月にアメリカに帰ることになるかもしれない」と切り出しました。

「そうか。。。」ついにその時がきたかと思いました。

彼女が日本に来て4年半、最長で5年までの契約なので、彼女からそろそろアメリカに帰らないといけないということを聞かされていましたが、内心、ショックでした。

彼女いわく、ワシントンDCに仕事先があるそうで、そこで働くことになるとアメリカの家からは通えないため、「ワシントンDCにアパートを借りて一人暮らしをしようと思っている」というのです。平日はそのアパートから会社に通い、週末には、車で3時間(渋滞するともっと)かけて、旦那さんの待っている家に帰るつもりだそう。彼女が一人で住むアパートは、プールやジムがあるところを探して、少しダイエットに励むんだとか。そして、退屈になったら、近くには美術館や博物館があるし、公園で読書なんかもできるし、しかも全て無料で楽しめる。また通勤は地下鉄が走っているので、電車を使おうと思っている。などなど。色々な話をしてくれました。

さて、彼女は56歳。旦那様とはつい2年前に結婚したばかりで、彼女の子供は二人とも大学生で他の場所で暮らしています。

56歳にして、大都会である「ワシントンDC」で働く。

一人暮らしを始める。

電車で会社に通う。

全て彼女にとって初めてのことだらけです!

 

この決断に、「すごい!」の一言。

いつの間にか、私の「寂しい」気分はどこかに吹き飛んでしまい、彼女の新しい人生に聞いているこちらも次第に「ワクワク」してきました。

彼女は「絶対に、遊びに来て!」と言ってくれたので、「行く!行く! でも、行ったら帰らないかもしれないよ。お掃除でもなんでもして、居座っちゃうかもしれないよ。」なんて笑って返しましたが。感嘆のため息です。

 

「すごいな~!」

日本人の女性なら、50才も過ぎて、新しく働ける場所が見つかるでしょうか?

はたして、日本の中心、東京で一人暮らしをしてみようと考えるでしょうか?

旦那さんを残して?

きっと、仕事はあきらめてしまうかもしれません。私の時代は終わったと、引退の道をたどるのかもしれません。

 

「かっこいいなぁ」と思いました。

自分のやりたいことをする。

 

でも、それは決して自分勝手ではない。50才も過ぎれば、夫婦はいつも一緒っていう固定概念はないですよね?実際はしょうがないから一緒にいる、なんていう人も多いのではないでしょうか?

でも、彼女たちは違います。まだ結婚して間もないので。ただ、考え方が大人なんです。夫婦の価値観が20代、30代の結婚したての夫婦とは違うんです。気持ちのつながりさえあれば、週末だけ一緒にいるという選択もありだと思います。逆にそれはパーフェクトかもしれません。

 

とにかく、これがアメリカ女性の考え方なんだと実感させられました。

もちろん、全ての、ではありません。色んな人がいますからね。また、日本人でもかっこいい生き方をしている人はたくさんいます。自立した女性の考え方と言うたほうがいいのかもしれません。

 

私はそこに、どうやったら近づけるのか?

どうやったら、「自分の人生に」、どこまでチャレンジできるのか?

そして、「なにが違うのか」、とても興味があるのです。

 

アメリカ人でしょ?日本人とは違うわよ。と切り離してしまうのではなく、同じ人間として、見習えるところがあれば、吸収する。

「たった一度の人生ですもの」

日本人、アメリカ人、違うから面白い。その違いを考えて、お互いに分かり合える、高めあえる関係につながっていければいいな、と考えています。

まずは、私も「自立した女性に近づきたい!」

 

あなたはどう思いますか?

 

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